初めて逢つた文士と当時の思ひ出 牧野信一 Guide 扉 本文 目 次 初めて逢つた文士と当時の思ひ出  島崎藤村先生  二十四位の時初めて同人雑誌に掲載した短篇を偶々先生からお手紙をもらつて認められ、その後半年ばかり経つて友人の長谷川浩三が白石実三氏から紹介状を貰つて呉れ、単独で訪問した。その時「新小説」への執筆をすゝめて下された。尚ほ先生から、思ひがけなくも贈られた半身の立派な御写真は現在でも私は秘蔵してゐる。 底本:「牧野信一全集第六巻」筑摩書房    2003(平成15)年5月10日初版第1刷 底本の親本:「文藝通信 第三巻第七号(七月号)」文藝春秋社    1935(昭和10)年7月1日発行 初出:「文藝通信 第三巻第七号(七月号)」文藝春秋社    1935(昭和10)年7月1日発行 ※底本編集時に付されたと思われる、表題冒頭の「●」は省きました。 ※「初めて逢つた文士と当時の思ひ出」と題したアンケートへの、回答です。 入力:宮元淳一 校正:門田裕志 2011年9月30日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。