民主戦線と文学者 宮本百合子 Guide 扉 本文 目 次 民主戦線と文学者 一 今日の日本において民主戦線統一は、単なる政治上のやりかたという以上に意味をもつと思います。一つの救国運動と思えます。 二 戦争犯罪人を包括する政党に、人民の幸福を売ることを絶対にしたくないと思います。 三 人民の生活必要が本当に分っていて、実行する責任感を持つ政府を。ジェスチュアでなく民主化を実現する政府を。 〔一九四六年四月〕 底本:「宮本百合子全集 第十三巻」新日本出版社    1979(昭和54)年11月20日初版発行    1986(昭和61)年3月20日第5刷発行 底本の親本:「宮本百合子全集 第十一巻」河出書房    1952(昭和27)年5月発行 初出:「新日本文学」    1946(昭和21)年4月号 ※この文章は、次のアンケートに対する回答です。一 民主戦線についての意見、二 総選挙にあたっての提言、三 出現すべきあたらしい政府への希望。 入力:柴田卓治 校正:米田進 2003年4月23日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。