日記
一九四〇年(昭和十五年)
宮本百合子
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『新女苑』20枚「若き精神の成長を描く作品」
『明日への精神』発売。
『月刊文章』(29日)「文学における大陸性について」11枚
実業の日本、三千だったが発送でもう千刷るという話が出ている由。四十三部増加して送って貰う。
日本評論 表のはなし。
○「猫車」を見つけ出して手を入れる。
○「短い翼」と「藪の鶯」のうつし賃51枚 6.00
「猫車」わたす。二十日までに出来る由。
○実日、310.00 もって来る。(550 のうち 200 すみ)あとの中から四三部代さしひいた。
林町へ 100、寿 50、郵 100、家賃 33。
○二十日頃増版出来る由
十日、『日本評論』「朝の風」四十一枚
河出の本の校正出る。
『学芸新聞』 三枚
『改造』時局 三枚
『法政』 十四枚
同盟特信 二枚
『婦公』 四枚
『明日への精神』再版出来。四十三部買う
原稿料 105、日本文学のときの前金「百」をひいているというのが不思議。
高山書店 原稿わたし「現代の心」
『明日への精神』十部かって来ようとしたら品切れ、五日に増刷の由。
『新女苑』「世代の価値」文化史 25枚
『婦人画報』「来年」22枚
日本評論再版印税 三十
実業の日本 再版印税千部百七十円の中七十四円十六銭差引 九拾五円八拾四銭よこす
第三版千部捺印
『満洲日日』「二人づれ」 四枚
〔欄外に〕第七十四信
十月の表 甲七、乙一八、丙四、丁一
『スタイル』のハガキ返事
晨ちゃんの原稿批評。
河出の二千五百捺印(部)
「板ばさみ」『改造』 十枚
レ帝よみはじめる
「東と西」『スタイル』三
「漁村の婦人の生活」九 『漁村』
「現代の心」の印税さきばらい 100.
同盟特信「女を殴る」
〔欄外に〕第七十九信
21日間 甲3、乙17、丁1
本 一一五頁
「ラジオ時評」『東日』 五枚
『都』時評 一回 4
一、『明日への精神』第四 一〇〇〇増
一、高山校正 第一回
『都』時評 20枚終
三、四の印税 340.00 うち本代 13.66 326.34
『文芸』の小説21枚 「紙の小旗」
岩波「主婦の政治的自覚」22枚?
『女学生』「新春からの日記」五枚
『都』「国民文化生活 図書館」二枚半
○『婦人画報』 七枚
○『都』「健全性」のむずかしさ 二枚 演劇
○『満洲日日』女性と社会性 二枚半
『農業新聞』「村の三代」五枚
〔欄外に〕第八十二信
十一月二〇─三〇 甲一、乙一、丙八
十二月一─八 甲一、乙一 丙五、丁一。
『婦画』十二月号 46.00 『知性』14.00 16.50──『文芸情報』『オール女性』15.00 『女子文苑』15.00
十三日──河出より 200.00 とって来る。
mへ 150.00、三越で半コートこしらえる。
『文芸』80.00 『婦人朝』20.00 『日日』20.00
同盟特信 民の心②
『早稲田大学新聞』 ⑦
「女性の現実」8(『オール女性』二月)
底本:「宮本百合子全集 第二十五巻」新日本出版社
1981(昭和56)年7月30日初版
1986(昭和61)年3月20日第4刷
入力:柴田卓治
校正:富田晶子
2018年12月24日作成
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