冬の木木
山村暮鳥


ふゆが

きたとて

木は裸


春に

なるまで

木は裸


ちらちら

雪が

ふつてきて


はなを

きものに

きるけれど


それが

消えると

また、裸

底本:「日本児童文学大系 第一四巻」ほるぷ出版

   1977(昭和52)年1120日初刷発行

底本の親本:「春の海のうた」教文館

   1941(昭和16)年6

入力:菅野朋子

校正:noriko saito

2011年122日作成

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