「洋装か和装か」への回答
宮本百合子



 日本服も洋服も、本ものなら負けず劣らず美しいからすきです。

 自分がきるのでは、現在の自己の環境のために和装一方です。

〔一九二五年一月〕

底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社

   1981(昭和56)年320日初版発行

   1986(昭和61)年320日第4刷発行

底本の親本:「宮本百合子全集 第十五巻」河出書房

   1953(昭和28)年1月発行

初出:「ウーマンカレント」

   1925(大正14)年1月号

※底本の「解題」(大森寿恵子)は、この作品名を「仮題」としています。

入力:柴田卓治

校正:磐余彦

2003年915日作成

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