死後の世界は有るか無いか
宮本百合子



 主観的にはなしと思う。けれどもその人の生活した真実性、直接性の如何によって、客観的に、人類の裡に永久に、または或る期間、生きるものであると思う。

〔一九二二年四月〕

底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社

   1981(昭和56)年320日初版発行

   1986(昭和61)年320日第4刷発行

初出:「婦人世界」

   1922(大正11)年4月号

入力:柴田卓治

校正:磐余彦

2003年915日作成

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