〔いざ渡せかし おいぼれめ〕
宮沢賢治


「いざ渡せかし おいぼれめ

いつもこゝにて日を暮らす」

すぱとたばこを吸ひやめて


何を云ふともこの飯の

煮たたぬうちに 立つべしや

芋の子頭白髪して

おきなは榾を加へたり

底本:「新修宮沢賢治全集 第六巻」筑摩書房

   1980(昭和55)年215日初版第1刷発行

※〔〕付きの表題は、底本編集時におぎなわれたものです。

入力:junk

校正:土屋隆

2011年514日作成

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